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2006年7月27日 (木)

大谷の石尊灯籠

さいたま市見沼区大谷の石尊灯籠

1 バス停「下田入口」近く
  県道浦和・岩槻線と大谷団地方面からの道との交差点を少し東に入ったところにある。回りに竹を4本立て、注連縄が張ってある。造作が凝っており立派な灯籠である。
背面は板でふさがれており、他の3面はすべて開くようになっている。ガラスに文字は書かれていない。

 060727016w  

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2 氷川神社参道入口
  大谷団地前の道をやや西南に入ってところにある。
竹は立てていない。柱が中に突き出ており、その上が蝋燭立てになっている。
ガラスに文字は書かれていない。

 060727011w

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さいたま市立浦和博物館で平成14年に開催された、「雨あめ降れふれ~さいたまから大山へ~」展図録によると、大谷には、他に、「稲荷社前」と「野崎家」に建てられているようである。
同図録によれば、さいたま市では土呂、大谷以外に、東門前・浅子家前、南中野・稲荷社、東新井・片柳郵便局付近、笹丸・西染野講中(見沼くらしっく館蔵)、笹丸・浅子家、御蔵・木ノ下観音堂脇、寺山・天満宮、指扇領別所・八幡神社、指扇・八雲神社、指扇・赤羽根氷川神社、島根・相川家前、大戸・宮田家、五関・神田家、西堀・土合小付近、笹丸・藜家、染谷・小熊家(さいたま市立博物館蔵)が記されている。

指扇・氷川神社には、現在使用されているものとは別に、下記の台が保存されている。          

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 天保六乙未歳六月廿五日(1835)
 大天狗小天狗     願主 大工要(?)右衛門
 大山石尊大権現   赤羽根村組合中

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2006年7月26日 (水)

土呂の石尊灯籠

7月25日に、さいたま市北区土呂町に、3基の石尊灯籠が立ちました。

上組のものは、宇都宮線土呂駅の東側を通っている産業道路の一つ東側の道が、宇都宮線を跨ぐ土呂陸橋の登り口のところ、中組のものは、土呂駅から真っ直ぐ東に向っている市民の森通りと産業道路の交差点角、下組のものは、そこから産業道路を大宮方面に500m行った所にある百庚申入り口のところです。中組と下組のものは、元は上組と同じもう1本東側の道路際にあったそうです。

上組と中組のものは灯籠の回りに4本の竹を立て、注連縄を張ってあります。昔は下組のものも竹を立てていたそうですが、現在は立てていません。

上組の灯籠は、ガラス面に、正面(道路側)に「大山祗尊」、左側に「龗大神」、右側に「雷大神」と墨書しています。大山の阿夫利神社は、本社に「大山祗大神」(おおやまづみのおおかみ)-大山に住む大神、前社に「高龗神」(たかおかみのかみ)-龍神で雨を司る、奥社に「大雷神」(おおいかづちのかみ)-雷神を祀っています。

中組の灯籠は、ガラス面に、正面(道路側)と左側に「阿夫利神社」、右側に「土呂中組講中」と書いてあります。

下組の灯籠には墨書はありません。

上組と下組の灯籠には、中に蝋燭立てがついています。夜になると全ての灯籠に火が点されきれいです。

全ての灯籠が8月25日まで立てられています。しかし、回りの竹はすぐ枯れてしまうので、だんだん見た目は悪くなります。

 060726027w 上組灯篭(裏面)

 060726023w 蝋燭立て。ガラスは今年は表裏が逆になっている。

 060726001w 中組灯篭(左面)

 060726013w 裏面

 060726009w 下組灯篭(左面)

 060726012w 裏面

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2006年7月25日 (火)

姨捨の棚田

7月22日~23日、けやき古文書学習会の研修旅行で、姨捨の棚田に行きました。
紀行文に「更科の月」とたびたび出てくるので、ぜひ1度見てみたいと思っていました。
「姨捨山の月」は古今和歌集にすでに詠まれているそうですが、16世紀頃から棚田の造成が進むと、「田毎の月」として有名になり、芭蕉も「おもかげや姨ひとりなく月の友」と詠んでいます。
棚田は現在も千数百枚残っています。このような棚田を作り上げた百姓の努力と力に驚嘆します。ぜひ保存してゆきたいものです。
http://www.city.chikuma.nagano.jp

     060722006w  (向の川は千曲川)

      060722009w (芭蕉翁面影塚)

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2006年7月 4日 (火)

金剛院木造宝冠釈迦如来坐像

金剛院(さいたま市北区日進町1丁目758番地)に、さいたま市指定文化財の「木造宝冠釈迦如来坐像」が安置されている。

案内板には次のように記されている。

さいたま市指定文化財彫刻
 金剛院木造宝冠釈迦如来坐像
               指 定 昭和50年2月7日
  像 高 40・5㎝  髪 際 高 31・0 
  膝 張 28・2㎝  裳裾垂下長 5・4㎝
  製作年代 室町時代前期
 金剛院は真言宗のお寺で花台山大聖寺と号し、室町時代以前の開創といわれています。徳川家康が関東に移った翌年、天正19年(1591)に寺領4石を賜り、その後10石4斗に加増されました。宝冠釈迦如来坐像は、本尊に向かって左手厨子の中に安置されています。この像は寄木造で、髪を頭上に高く束ね結い上げ、衣のひだを煩わしいほどに形づくり、裳先を前面に垂らすなど、作風に宋元風の特色を持つ作品と思われます。像の前面は後世に塗り替えられていますが、背面は当初のままで、漆地の上に細長く切った金箔で文様を描いています。光背も塗り替えられていますが当初のままとみられ、透かし彫りのなかに上部中央に大日如来を頂き、左右に3躰ずつ空中を舞う天人が楽器を奏で、左右基部近くには、極楽にいるという想像の鳥(迦陵頻伽)が一対配されています。このように、この仏像は特異な形容であり、彫刻としても優れています。
 平成3年3月
                  さいたま市教育委員会

現状は、宝冠はみあたらない。
埼玉県には他に飯能市金錫寺、狭山市宗源寺、深谷市国済禅寺等にあるようだが、希な仏像である。

          060625004w

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